こんにちは、小林志保です。
「声優ってどうやったらなれるんだろう…?」
「声優なんて夢物語じゃないの?」
こんな方もいらっしゃるかと思います。
私は、実際に声優になり、周りにも声優がたくさんいます。
今回は、声優になるには、実際のところどうしたら良いのか、
生身で感じてきた経験から、解説していきます。
声優になるために必要なもの
- 実力
- 業界へのつながり
が、声優になるためには必要です。
①実力
非常に曖昧なものですが、声優に必要な最低限の実力とは、
- 滑舌
- 表現力
になります。
滑舌は、
- 外郎売など、基礎的な原稿をしっかり言える事
- ある程度の早口言葉が言えること
などが必要になります。
表現力とは、芝居や朗読における表現力です。
本当に簡単に言うと、
- 役になりきること
- 言葉をきちんと相手に伝えられること
- 情景をしっかりと伝えられること
などが必要になります。
②業界とのつながり
実力だけがあっても、業界とのつながりがなければ仕事には繋がりません。
大体の人は、声優事務所に入って、そこから仕事に繋げてもらいます。
実力をつけるためには
大体の方は、以下のルートをたどっています。
- 声優養成所に入る
- 専門学校に入る
- 演劇をやり続ける
以上です。
専門学校は、未経験から受け入れてくれる所も多いです。
声優養成所は、ある程度の経験が無いと受け入れてくれない場合もあります。
専門学校や養成所を経て、何年か勉強して、実力をつけていく人が多いです。
また、学生時代から演劇を続けるなどして、着実に演劇経験を身に着けていく人も居ます。
業界とつながるためには
さて、先程も書きましたが、大抵は声優事務所に入らなければ仕事にありつけません。
※たまーに違うルートの人も居ますが、そういう人は大抵演劇を続けているうちに、
業界の人とたまたま出会って…という方が多いです。
声優事務所に入るにはどうすればいいかと言うと、
- 声優事務所が運営する養成所に入る
- 専門学校から入所オーディションを受ける
- 声優事務所が開催するオーディションを受ける
といったルートが一般的です。
①声優事務所が運営する養成所に入る
多くの声優事務所は、付属の養成所を運営しています。
そちらに入り、勉強した後、優秀な人は事務所所属になれます。
入所にも試験がありますし、所属するにも試験があります。
倍率は様々ですが、大変厳しいです。
②専門学校から入所オーディションを受ける
多くの専門学校は、卒業時にオーディションを開催しており、
様々な声優事務所の方が、見に来てくれます。
そこで受かれば、声優事務所に入ることが出来ます。
ですが、専門学校によっては、声優事務所の養成所合格というのもあり、
まっすぐ所属として入れるとは限りません。
よく専門学校の特徴を調べてから、入るのが良いと思います。
(例)アミューズメントメディア総合学院、映像テクノアカデミア
③声優事務所が開催するオーディションを受ける
声優事務所によっては、入所オーディションを開催している場合があります。
こういったオーディションで声優事務所に入ると、
他の人と比べて目立つため、
事務所に推してもらって仕事を貰いやすいという傾向があります。
また、お金がかからない事が多いです。
(例)81オーディション
注意点
声優事務所によっては、お金目的のところもあり、
所属者からむやみにお金をとったり、
養成所ビジネスだけで成り立っているような所もあります。
その事務所がどのような事務所なのか、あらかじめ、
所属者のしている仕事などを調べた上で、よく検討したほうが良いでしょう。
さいごに
以上が、私の身の回りに多い、声優になる方法です。
他にも方法はあるのかもしれませんが、こういったやり方が一般的だと思います。
確かになるための倍率は高いですが、
具体的に考えていくと、声優になるというのも夢物語というわけでもないように思います。
それでは、これから声優になりたいと思う方の参考になれば幸いです。